現役風俗嬢作家、ペンを握り、ペニスを握り… <第2回>

2014-09-19 16:00 配信 / 閲覧回数 : 1,174 / 提供 : 櫻井千姫 / タグ : ケータイ小説 現役風俗嬢作家 風俗嬢


 

孤立しがちな故、○○○○に憧れていた中学時代

 

平和な子ども時代が去り、思春期になると、嫌なことがいっぱいありました。

 

もともと同世代の子どもの間に馴染みづらい、1人っ子にありがちな「KY」さんだっただめ、ピリピリと陰湿なムード漂う中学生女子の人間関係には、ついていけなかった。

 

“シカト”、“無視”というかたちのいじめにも遭ったし、人に言われたことをいつまでも気にしてしまう繊細な性格も災いして、一時期不登校にもなっていました。

 

ちなみにこの時期も本は読んでいたのですが、読むものは小学校の図書室ではなく……、なんと官能小説にシフト(笑)!!

 

きっかけは父親の本棚で見つけた官能小説で、それを読み終わると今度は、インターネットの世界でエッチな小説を検索しまくり、読みあさっていました。書く行為も続けていたけれど、書くものもやはりエロい。もちろん初体験はまだまだです。経験なんてないくせに、経験ないなりに、自分で想像して頑張って書いてました。

 

……にも関わらず、同世代の子が見ていたマンガやAVには、「露骨すぎる!!」と嫌悪感を持っていたので、変わった子ですね。

 

そんな中学生時代の愛読書は、斎藤綾子さんの『愛より速く』(新潮文庫)。そしてこの頃の夢は「斎藤綾子さんみたいな、ヤリマンになること」。こんなことを平気で言っちゃうので、ますます孤立してました(笑)。

 

自分が誰かを好きになる度、周りも相手の気持ちも見えなくなって、どっぷりハマって一方的に傷ついてしまう子だっただけに、それとは逆に、男性を「食い物」にする、ヤリマン的生き方に憧れたんでしょうね。

 

JESSIE

 

暗い青春謳歌中の孤独な少女が見つけたのは出会い系サイト!

 

さて、そんな暗い青春を送っている女の子が、どうやって孤独を紛らわすかというと……!?

 

そうです。ここで出てくるのが、2000年当時、“ブーム”になっていた「出会い系」です。

 

今でこそ、10代の子がLINEで見つけた相手とエンコーしたり、インターネットの家出掲示板で見知らぬ大人と出会って家出したりするという、そんな、「誰もが簡単に繋がれる」ネット社会の問題点がしばしば指摘されています。

 

ですが、この頃はそのシステムの黎明期で、登録時の年齢規制もなければ、エンコーについても自由に書き込めるという非常にユルい時代でした。

 

中学生が出会い系サイトにアクセスするとどうなるか!?

 

ええ、答えはひとつしかありませんが、詳しく書くのは、<次回>のお楽しみにとっておきましょうか。




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