現役風俗嬢作家、筆を握り、ペニスを握り…第7回
若さを武器に、毎日渋谷で荒稼ぎ!!
個人売春であるエンコーと、風俗嬢としてお店に所属して働くのと、何がいちばん違うか?
それは“営業”。
つまり、エンコーであれば、まずお客さんは自分で見つけなければならず、その上、“エンコーのお値段”は自分でお客さんと交渉しなければなりません。しかし、いただいたお金はまるまる自分の懐に入ります。
一方、風俗では、店がお客をとってきてくれる上、お客さんとの値段交渉もお店に一任できます。…が、その代わり、かなりの額をお店に取られてしまうということになります。
あたしが働いたホテヘルでは、お給料はお店と折半ということになっていましが、中には半分ももらえないお店だってあります。
「エンコーしてたんだから、そんな低い歩合だと、不満じゃない!?」と思うでしょう。
ところが!!
面接時に、「じゃあ、若さを武器にしていこう」と店長に言われたあたし。そのとおり、「まだ16才である」ということをウリに、他の女の子よりもかなりいい相場でやってたんです。つまり、同じお店なのですが、別料金で働いていたってワケ。
最高時には日給10万円になったことも!!
そんなわけで収入は、1日3〜4万円は当たり前。5万円以上稼げた日も珍しくなく、最高額は10万円を超えたような…!? ホテトルに入店したのが5月の始めで、ちょうど繁忙期だったのもあります。1日3人、4人ものお客さんがつく日も多かったですし。
よく「その時のお金を何に使ってたの?」と聞かれるのですが、当時は15歳。ホストクラブにも高級ブランド品にも一切興味がなかったあたし。というか、知りませんでした(笑)。だから、ひたすら、渋谷の109で買い物してました。
もともと買い物もファッションも大好きだったのですが、この頃の買い方はちょっと異常。病的と言っても差支えないくらいです。
とにかく毎日のように服を買い、しかもたくさん買い、一回着たら捨ててました。それどころか、買った途端に魅力を感じなくなり、一度も袖を通さないまま捨てた服すらあった。
つまり、服自体に愛着はなく、とにかく「買う」という行為に執着していたのだと思います。いわゆる、買い物依存症。
大人になった今でも風俗で働いているくらいですから、今でも売春自体は悪いことではないと思っています。というか、「良いor悪い」という二元論で捉えきれることではないと考えているんですよね。
ただ、心配かけてしまった親と、その時大事にしてあげなかったお洋服には、申し訳ないなって思いです。
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