部屋と私とエロ仕事、部屋を貸して自分も出ればギャラはα割増し!<前編>

2015-06-12 16:00 配信 / 閲覧回数 : 1,398 / 提供 : 松本晶 / タグ : AV女優 体験ルポ 高収入バイト


 

風俗嬢の恋

 

モデル兼スタジオオーナー(!?)のお仕事

 

<前回>、部屋貸しビジネスの話を家主としてコラムにしたためていたが、今回は自分がモデルで我が家を撮影場所とした時の話だ。

 

私が独立した時には携帯電話という物は当然普及していて、少数派だがフリーのAVモデルもおり、私はそのひとりであった。プロダクションが間に仲介する話にしても、

 

「今回の撮影モデルは住んでいる家がそのままスタジオとして使えるらしい」

 

有利な話にしたくて部屋貸しの話を全面に押し出して営業したが、自身が撮影した仕事は多くはなかった。それだけ私が人気なかったってことだね。残念!

 

以前のコラムにも書いたが、1日の日当20万円撮影というAV撮影の仕事が五反田の自宅でおこなわれたことがあった。

 

AV撮影は、新宿スバルビル前などが通常の待ち合わせ場所。なぜ、ここで待ち合わせるかというと、わかり易く車を横付けしやすいからだ。そして、撮影は7時など朝早くに待ち合わせとなることが多い。だが、集合が「家」楽でいいよね。メイクさんを希望したんだけど、経費と手間暇とドキュメンタリーを撮るから自前の方が助かるんだけどとプロデューサーからも監督からも言われ、その代わりに撮影場所が全部私チョイスでOKという好条件を勝ち取った。

 

撮影で「どこに連れていかれるのか判らない」という状況は精神衛生上良くない。私はどちらかというと嫌いだ。

 

私が東京都港区出身と監督達は聞いて六本木の町や東京タワーなどでインタビューも交えた外撮りをして夕方自宅に戻る。最近聞く撮影話と比べると、数分の尺の為に裂いていた時間が無駄に長いなと思う今日この頃。それだけ、昔はゆとりのある撮影環境だったって証拠だ。メインのカラミを家で撮るので男優をブッキングしているのだが、

 

「今回の男優さんは、Tさんという現役のタクシー運転手。35歳で最年少で個人タクシーの試験に合格した異色の人なんだー」

 

監督さんが自信ありげに言うんだけど、一向に来る気配がない。電話してもらうと、

 

「長距離のお客さん拾っちゃったんだってさ、晶ちゃん残念だったねー」

 

おいおい、そんな程度の仕事依頼かよ! 詰めが甘すぎでプロデューサーと一緒に呆れ、連日仕事で疲労困憊のプロデューサーは我が家のセカンドベッドで仮眠しはじめた。監督は急いで代打の男優に連絡し、当時まだ男優1年目だったサンキュー高田氏と交渉成立して1本目の現場が終わったらこっちに向かってもらう話になった。

 

こんな状況が家待ちで本当によかった。空いた時間が勿体ないので家事をして待つことが出来るからね。

 

妙に生活じみた話になってきた(笑)。ってコトで<次回>に続く!

 

 

 




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