ケンカ後のSEXは是か非か。はたまた危険な落とし穴?
ケンカ時に脳内で何が起きているか
まずはケンカをしているヒトの脳内に何が起きているかを解説します。
ヒトはケンカをすることで心理的なストレスを感じます。そしてそのストレス反応を受けて脳内でノルアドレナリンが分泌されます。
ノルアドレナリンとは体内の交感神経という部分を活性化させる神経伝達物質のことです。
心理ストレスもしくは運動などによってこれが分泌されると、交感神経の働きが強まり呼吸数や心拍数の増加、目の瞳孔を散大させるといった現象を引き起こし、興奮状態となるのです。
もし、ノルアドレナリン分泌中にSEXをしたとしたら……なんとなく想像がつきますね。いつもより感じやすくなる、快感が高まる、情熱的になることが多くなるわけです。
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しかし心理的には?
快感が高まるのなら、ケンカ後はガンガンやりまくればいいじゃないか!
と思うかもしれません。しかし、ケンカ後のSEXは心理学的にNGという見方もあるのです。
アメリカの臨床心理学者であるセス・マイヤーズ氏は「ケンカの後にSEXをしようとすることは、ケンカの根本的原因の解決をもたらさない。誤魔化しているにすぎず、むしろ葛藤を大きくする」という説を唱えています。
また、「仲直りSEXによって得られる一体感や信頼感はあくまでも一時的なもので、お互いに本当の絆を取り戻すならば徹底的に話し合うこと必要」とも述べています。
やたらSEXへ逃げようとする相手は要注意
確かに、ケンカの最中に気持ちが高ぶって、なし崩し的にSEXが始まってしまうこともあるでしょう。
しかしそれでは肉体的にスッキリしたとしても、「あれ、結局どうなった?」と精神的にはモヤモヤするかも……。
なおかつそんなシチュエーションで、さらに「もう仲直りしちゃったし、まあいいか」と捉えてしまうことは、まさに相手の「思うツボ」にはまる可能性大。
ケンカの原因が重要な事柄であればあるほど、「SEXで問題は解決しない」ということを肝に銘じておく必要がありますね。
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