オーラルセックスは自分のために! 舌と唇で感じる世界
なぜ、オーラルセックスを避ける?
オーラルセックスを避ける原因はおもに3つ
1.衛生的な理由による抵抗
2.身体的苦痛
3.上下関係のジレンマ
オーラルセックスでは、相手の前にひざまずき、あるいは排泄器に口をつけるのですから、屈辱的な感じを受けるのは自然なことでしょう。
また、クンニリングスの場合、男性の中には、自分のペニスが関係しないオーラルセックスでは、男としてのアイデンティティを無視されていると感じる場合もあります。
衛生的な抵抗や顎が疲れるなど苦痛の問題もしかりですが、体勢の意味する上下関係の記号的な要因も、オーラルセックスを避ける理由の1つとなります。
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舌や唇は、手よりも前からあった器官
快楽のためのテクニックや社会的な上下関係をいったん脇に置いて、生物学的な視点でオーラルセックスを考えてみましょう。
体の管の一番端にある部分である口は、進化学的にも極めて原始的な部分で、目や手よりも先から存在していました。
無脊椎動物の頃から持っている器官であり、たくさんの神経が張り巡らされています。極めて鋭敏な感覚器官なのです。
赤ちゃんがなんでも口に入れるのは「知る」ため
赤ちゃんは身の回りの環境を知るために身の回りの物をなんでも口に入れてしゃぶり倒しますね? あれは、物の質感を手だけでなく唇や舌で体験しながら学んでいるのです。
大事な物や人に口づけたり味わったりしたい、という欲求は、相手をもっと知りたい、相手ともっと親密になりたい、という根源的な願望の現れ。
オーラルセックスを、生殖と関係のない快感に特化した行為とし、タブー視されている文化圏もあります。
しかし、別の面から見ると、オーラルセックスは実は性的行為ではなく、「相手を知覚する」ための行動でもあります。
自分が楽しむためのオーラルセックス
オーラルセックスでは、相手に刺激を与えるよりも、自分の舌に刺激を得ることを主眼に置いてみましょう。
義務感やパフォーマンスといったことを忘れ、目を閉じて、パートナーと2人で原始生物になったような気持ちで戯れる。
そこに流れる安心した親密な時間は、会話やSEXテクニックでは補填できない絆を生み出してくれるはずです。
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