処女、童貞なのに妊娠って……どうしてそうなる? アンケート調査
英医学誌に掲載された論文
「若者の健康に関する全米長期調査」として、アメリカの若い女性7870人を対象にアンケート調査をしたところ、45人が「膣性交なしに妊娠した」と回答したとのこと。念のためいっておきますが、人工授精や体外受精をしたというオチではありません。回答の中には「胎児を流産なので失った」という回答も含まれていたそうです。
ちなみに、後日男性を対象に同様の調査をしたところ、やはり「童貞なのに父親になった」と答えた人もいたらしいです。
【処女、童貞なのに妊娠って……どうしてそうなる? アンケート調査】
処女、童貞で子どもができる……どうしてそうなる??
そもそもこの調査、初めから「処女(童貞)で妊娠しましたか?」とは尋ねていません。性や生殖に関するさまざまな質問を重ねていったところ、最終的には「処女(童貞)なのに妊娠してしまった」という辻褄の合わない回答を得てしまったようです。
しかし、さまざまな質問をしたおかげで、辻褄の合わない人々にはある傾向があることも判明しました。その傾向とは――彼女(彼)らは宗教上の「貞節の誓い」をたてていたということ。もちろん全員ではありません(全体の31%)。しかし、「宗教上の理由」と「SEXなしでも妊娠する思想」がまったく無関係、と断定するには微妙な数値です。
要するに、認めたくないだけ?
アンケート調査では、質問の意味を取り違える、解釈を間違るというケースももちろんあるでしょう。でも、宗教上の理由かどうかは別として、明らかに何らかの理由で性交渉があったことを認めたがらない人がいたのも確かのようです。
論文の主執筆者であるエイミー・へリング教授によると、質問内容の性質上、事実とは異なる回答をする人もいるだろうから、なるべく素直に回答できるようにパソコンからの回答など、プライバシーには配慮はしたらしいです。それでも出てくる非現実的な回答――性に関する正確なデータを取るのはかくも難しいものかと頭を抱えたそうです。
いかなる状況でも大っぴらにしない、できない性事情。ますます気になってくるじゃないですか……。
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