ブーティー・ギャング・ストリッパーズ<第25話>
【連載小説】ブーティー・ギャング・ストリッパーズ<第25話>
※連載小説は毎日20時配信です。
<第24話から>
思いついたのは、どこか新鮮な空気が吸える公園だった。
結局ずいぶん歩いて、気がつけば大久保のほうまで来ていた。
繁華街を抜けたところにあった小さな公園のベンチに座り、
スマートフォンで時間を確認すると、店とてまりから何件か着信があった。
もうとっくに開店時間を過ぎている。今日は女性の来店も可能なミックスデーだ。
ボーイが一人抜けただけでも店はてんてこ舞いになるだろう。
それでも体は動かず、指先は意思とは裏腹にスマートフォンの電源を切った。
「柊ちゃん!」
聞き覚えのある声がして柊太郎は振り向いた。
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