ブーティー・ギャング・ストリッパーズ＜第30話＞

 

【連載小説】ブーティー・ギャング・ストリッパーズ＜第30話＞
※連載小説は毎日20時配信です。
＜第29話から＞
てまりは由井といる限り、おそらくまっとうな人生を歩むことができるだろう。
よかった。この人ならてまりをまかせられる。
いい気なもので、柊太郎はてまりの保護者のようになったように感じた。
てまりは人の保護欲を掻きたてるものを持っているのだから仕方がない。
ある程度長く一緒にいると、特に強くそれを感じるようになる。
由井ももしかしたらそこに「やられた」のかもしれない。
その夜、てまりは帰ってこなかった。

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