泡のように消えていく…第二章〜Urara〜<第14話>
【連載小説】泡のように消えていく…第二章〜Urara〜<第14話>
※連載小説は毎日20時配信です。
<第13話より>
待ち合わせ場所は駅から歩いて2分のファミレス。
まもなく、アイラインとつけ睫毛に縁取られた目がわたしを捉え、
人差し指と薬指に指輪が光る手を振ってくれる。
「ひっさしぶりー。しばらく見ない間に、なんかいい女になったじゃーん?」
「えへへ、ママこそー。この前会った時より若返ってるよぉ、なんでー?」
「なんでだろう。やっぱ恋、してるからかなー」
ママはそう言って、うふふと口もとをほころばせ、ほっぺたを天然のチークでピンクに染めた。
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