泡のように消えていく…第二章〜Urara〜<第7話>
【連載小説】泡のように消えていく…第二章〜Urara〜<第7話>
※連載小説は毎日20時配信です。
<第6話より>
「朝倉さーん、わたしも先月からナンバースリーなんだから、そろそろ個室待機にしてほしいなー。
雨音さん、チクチクいじめてくるんだもーん」
「うららはまだダメだ」
朝倉さんはわたしのほうを見ないままひんやりした声で答える。
クロスの飾りがついたごついリングのはまった指が、ぱちぱち電卓をたたいていた。
「えー、なんでー。今だってお客さん、めっちゃ満足させたじゃないですかー」
「なんでダメなのか、自分の胸に聞いてみるんだ」
人気記事
JESSIEの最新NEWSはFacebookページが便利です。JESSIEのFacebookページでは、最新記事やイベントのお知らせなど、JESSIEをもっと楽しめる情報を毎日配信しています。