泡のように消えていく…第二章〜Urara〜<第6話>
【連載小説】泡のように消えていく…第二章〜Urara〜<第6話>
※連載小説は毎日20時配信です。
<第5話より>
最近、颯太くんのことはやたらとお店の女の子に話さないようにしている。
悲しいことに、世の中のほとんどの人は、わたしと颯太くんの関係を理解しない。
知依ちゃんは真面目そうな子だから、きっと他の人たちのようにわたしが颯太くんに貢いでると思うだろう。
貢ぐなんて、そんな安っぽいものじゃないのに。
わたしたちの間には、ちゃんと愛があるのに。
誰よりも強くて深くてきれいな、世界一の愛。
でも、みんなから理解されないのも、禁断の愛って感じで、なんかいい。
ほどよい障害はさらに情熱を盛り上げてくれる。
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