ヤリ子とサセ男の性愛事情 第19回目
恋愛ニート女子図鑑その3;サセ子型
こじらせ型、セックス嫌い型と続き、最後に登場する恋愛ニート女子は「サセ子型」。こちらもセックス嫌い型と同様で、こじらせ女子の一種に分類されることもあります。
事務員をしているシホさんは25才。ヘアスタイルは黒髪ロング、ファッションはJJ系と一見清楚な女性です。その見た目からはまったく想像できないのですが、実は出会い系サイトにハマっているのだそう!
「最初は寂しさをまぎらわしたくて、掲示板に書き込んだんです。だけど、それからハマってしまって……。一度書き込むと、本当にたくさんの男性から返信が来るんです。モテてる気分を味わえるのが楽しくて。週に一度は、そこで知り合った人と会いますね。
ご飯だけのこともあったけれど、ホテルに直行! が多いかな。メールのやり取りで、すでにそういうことになってるんですよね、『あったらしよう』って。今までに会った人数ですか? うーん、さすがに100人はいってないと思うけれど、50は超えてるでしょうね」
その行動だけ見れば、完全にヤリ子です。
しかし、あくまで自分主体で、「ヤリたいからヤる」というスタンスで、相手を増やしていくヤリ子とは違うのです。シホさんのようなサセ子の場合は、セックス自体が目的ではないようで……!?
本当はセックスがあまり好きじゃない? それってどういうこと???
「本当はセックスがあんまり好きじゃないんです。全然気持ち良くないことも多いし、性欲自体がまだよくわからないかも……? したいからするっていうよりも、なんていうか、やめられないんです。その瞬間は、自分がすごく認められているような気になっちゃうから。もちろん、相手はハナから一度きりのセックスだけが目的で、することしたら、あとはバイバイってのも、分かってるんだけど……」
体を触れさせ合い、抱きしめ合い、「可愛いねー」とか「気持ちいいよー」とかいう言葉を男性がおしげもなく女性に送ってくれるセックスという行為。
これは、たしかに女性の寂しさを埋め、自己承認欲求を満たしてくれます。
つまり、サセ子にとってのセックスは、ヤリ子のように「性欲の解消」ではなく「自己肯定」の意味が強いのです。
しかし、シホさんがいくら「この人に認めてもらえた」と思ったところで、相手にとってサセ子はただの都合のいい女でしかありません。
サセ子自身もそのことはよーく分かっているためか、メンタルを病んでしまうことがすごく多い! シホさんの場合もうつ病、パニック障害と診断され、精神科に通っているそうです。
次回は、そんなシホさんのメンタルについて、もっと迫ってみたいと思います!
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