複数のパートナーと同時に恋愛できますか?「ポリアモリー入門」<後編>
「ポリアモリー」=「ヤリチン」「ヤリマン」ではない!!
自分のポリアモリーを自覚して数年が経ち、ようやく理解ある複数のパートナー達に恵まれるようになった。
出会い系サイトで知り合ったり、海外の旅先で出会った人もいるが、最初からポリ宣言していた場合は意外にも少ない。特にサンフランシスコやポートランドに滞在中出会った人たちは、本当に偶然なのだが、ほぼ全員がポリアモリストだった。
やっぱり類は友を呼ぶ、なのか、それともサンフランシスコやポートランドではそこまでポリアモリーが一般的になっているのか…?
彼らの多くはただ単純に色んな人と付き合いたい、たくさんの人と寝たい、という気持ちからポリアモリーに目覚めたわけではない。
自分が恋愛やセックスにおいて必要とするものの全てを、たった一人のパートナーに期待するのは、非現実的でアンフェアだと率直に感じたからポリアモリーに至ったのだ。
パートナーが自分を大切にしてくれながらも、他の誰かと恋に落ちてワクワクドキドキする様子を見るとこっちまで嬉しい気持ちになる。そして自分も、愛する人と連れ添いながら、全く別の大切な人と恋愛やセックスを心置きなく楽しめるのは、とても開放感があることだ。
当たり前だけど、万人が実現できるワケではないのが、「ポリアモリー」
好きな人の幸せを嬉しく思わない、という人はまずいないだろうが、やはりこのようなラブスタイルが全ての人に向いているわけではない。
考え方から拒絶する人も少なくないだろうし、「理解はできても自分にはムリ」「きっと嫉妬する」と言う人もいる。
恋愛とは「オンリーワン」の相手とするもの、好きな人には自分だけ見ていてほしい、という概念を振り捨てる事はなかなか難しいと思う。
ポリアモリーを実践するために最も不可欠なのはコミュニケーション能力と自分の感情を整理する力。
実際、ポリアモリストだって、自分の恋人が別の誰かにメロメロになっているのを見て少なからずジェラシーを感じる人もいれば、「素敵な人に会えてよかったね!」と心から喜ぶ人など、それぞれだ。
嫉妬心や劣等感を抱いてもその感情を否定せず、なぜ自分がそんな気持ちになるのか冷静に分析してから、パートナーとオープンに、素直に話し合う事でトラブル解決を試みる事が持続的で平和なポリアモリーラブライフへのコツだそうだ。
次回は、実際にポリアモリーのライフスタイルを生きる恋人達からその実態を探りたい。
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