Kiyomi〜風俗嬢の恋 vol.4〜<第16話>
【連載小説】風俗嬢の恋 Vol.4 <第16話>
※連載小説は毎日20時配信です。
『第15話~』
鍵をかけていないドアが開いて、富樫さんが入ってきた。
電気もつけないまま、死体みたくベッドに転がっているあたしを見下ろして言う。
「店はクビだ。系列店に移る話もなくなった。ま、当然だな」
「……」
「りさ、訴えはしないそうだ。ちゃんと謝るんだぞ、後で」
「嫌だ」
即答だった。
視界の端っこに富樫さんがいて、身長180センチの長い身体で、ずいぶん高いところからあたしを見ていた。
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