フェイク・ラブ 〜Aimi〜<第12話>
【連載小説】フェイク・ラブ 〜Aimi〜<第12話>
※連載小説は毎日20時配信です。
『第11話~』
きゃはは、と隣のテーブル席で笑っている女子高生たちの声が耳につく。
100%被害妄想だけど、私が笑われているような気がする。
小さい頃から容姿が周りの子に比べて劣っていたのは、よく自覚していた。
睫毛の少ない一重で離れ過ぎの目、横から見た時まったく凹凸のないぺったんこの鼻、エラの張った輪郭。
小中高時代はブスをネタにいじめに遭わないよう、地味で無害な「いい人」を演じるのに一生懸命になっているうちに過ぎていった。
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