フェイク・ラブ 第三章〜chiyuki〜<第11話>
【連載小説】フェイク・ラブ 第三章〜chiyuki〜<第11話>
※連載小説は毎日20時配信です。
『第10話~』
「マジで? マジで来年、リベンジ?」
「うん。それなら、長谷部くんの文化祭がこれで終わっても来年があるでしょ」
「そうだけど。でもみんな、賛成してくれっかなー」
「絶対お化け屋敷がいい、お化け屋敷じゃなきゃ文化祭ボイコットするぐらいの勢いで、お化け屋敷を推そう。それぐらいがんばんなきゃ」
「そだな!!」
元気よく言うと長谷部くんの口もとからチャーミングな八重歯が覗く。こうして近くで見ると本当に格好いい。
この日以来、わたしは長谷部くんを熱心に目で追うようになった。
文化祭が終わって学校に日常が戻ってきてからも、休み時間も教室移動の時も、2年生になってクラスが分かれた後も。
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