泡のように消えていく… 第一章〜Chii〜<第3話>
【連載小説】泡のように消えていく… 第一章〜Chii〜<第3話>
※連載小説は毎日20時配信です。
<第2話より>
「バイトはしたことある?」
「はい。ファミレスと、あと短期なんですけれど、郵便局で年賀状の仕分けを、去年の年末に」
「それだけ? 風俗の経験は、ない?」
「はい」
「それでいきなり、ソープへ?」
朝倉さんの鋭い目が怪訝そうにわたしを見て、汗で湿った首の根もとがすぱんと切れるかと思った。
「えっと、あの、一人暮らしが、したくて。お金が必要なんです」
「今は実家?」
「はい」
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