泡のように消えていく…第二章〜Urara〜<第10話>
【連載小説】泡のように消えていく…第二章〜Urara〜<第10話>
※連載小説は毎日20時配信です。
<第9話より>
そして改めて、ただいまのキス。
颯太くんの形のいい唇は、乾燥する季節でもしっとり潤って柔らかくて、
ほんのりフルーティーな香りがする。どんな高級スイーツより、甘い。
何時間も煮込んだせいで、野菜の形はすっかり崩れていたけれど、
颯太くんの言う通り、いつもよりずっとおいしいカレーに仕上がっていた。
颯太くんはお皿まで舐めんばかりの勢いで、もりもり食べてくれる。
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