泡のように消えていく…第三章~Amane~<第17話>
【連載小説】泡のように消えていく…第三章~Amane~<第17話>
※連載小説は毎日20時配信です。
<第16話より>
記憶の中に父親の存在はない。
でも、あたしが生まれてるわけだから当然、母親に精子を提供した誰かがいるわけで、
どこかのナンパ男か愛人か、それか母親が昔あたしと同じ仕事をしていたと仮定して、その時の客か。まぁそんなところだろう。
シングルマザーだった母親はあたしが6才の頃に再婚して、その相手がひどかった。
性的なものと暴力とが6:4の割合でミックスされた虐待を毎日のように受け続け、幼いあたしに抵抗する術はない。
母親は一度も助けてくれなかった。
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