泡のように消えていく…第三章~Amane~<第32話>
【連載小説】泡のように消えていく…第三章~Amane~<第32話>
※連載小説は毎日20時配信です。
<第31話より>
「この前帰ってる時、これが降ってきて。拾ってみたら見覚えのある字でさ。お前が何したのかわかったよ」
キッチンに立ったまま、くるんと背を向けた。マグカップにインスタントコーヒーとクリームの粉をすくって入れる。
もちろんそんなことで飛鳥は引き下がらない。
「何でこんなことするんだよ?」
「この前も言ったでしょ。あたしにこういうのは必要ない」
「だからそんなの自分で決めんなって言ってんだろ!」
「飛鳥にはあたしの気持ちなんてわかんない!!」
怒りを爆発させかけた飛鳥に対抗するように、あたしもキレた。
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