フェイク・ラブ 第二章〜Nanako〜<第38話>
【連載小説】フェイク・ラブ 第二章〜Nanako〜<第38話>
※連載小説は毎日20時配信です。
『第37話~』
「あたしは、ただ寂しいだけ。寂しいっていうのも嫌なぐらい寂しいから、自信のあるふりをしているだけ」
「わかってますよ、それも」
桜介くんがにっこりして再び抱きしめてきた。
桜介くんに体も心もいっぱいにされながら、気持ち良すぎてまた少し泣いてしまった。
仕事でもプライベートでもセックスなんて数えきれないほどしてきたのに、
こんな気持ちになるのは初めてだった。
もうお店には来なくていい、お金勿体ないからと、あたしから言った。
あたしはもうお客さんとして桜介くんのことを見られない。
これ以上会うのなら、お店を通しちゃいけない。
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