泡のように消えていく…第三章~Amane~<第27話>
【連載小説】泡のように消えていく…第三章~Amane~<第27話>
※連載小説は毎日20時配信です。
<第26話より>
すみれの目はもう興奮を失っているけれど、まだあたしへの敵意がぎらぎら宿っている。
何を言うべきかわからないまま口を開きかけた時、沙和さんの後ろからおずおずとボーイが顔を出した。
先週入ったばかりの新人だ。
「雨音さんと沙和さん、今から10分後に3Pでお願いします」
沙和さんの怒鳴り声もあたしとすみれのやり取りも聞かれてたらしく、
ボーイの視線が困ったように床をさまよっている。
あたしは平気だけど、恥ずかしかったのかすみれの顔が真っ赤になった。
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