Kiyomi〜風俗嬢の恋 vol.4〜<第7話>
【連載小説】風俗嬢の恋 Vol.4 <第7話>
※連載小説は毎日20時配信です。
『第6話~』
8月ももう終わりかけてるのに、あたしの指名本数はナンバーワンのりさに大きく及ばなかった。
富樫さんはまた、哀れむような目であたしを見ていた。
「わかっただろ? うちじゃ、もう、清美は絶対ナンバーワンになれないんだよ。
世代交代だ、世代交代。ソープなら稼げるから。
うちの系列店はソープでもちょっと大人の店をコンセプトに作ってるからね。」
あたしは黙って富樫さんの言葉を聞いていた。
世代交代、という単語が深く鼓膜を突き刺した。
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