泡のように消えていく… 第一章〜Chii〜<第35話>
【連載小説】泡のように消えていく… 第一章〜Chii〜<第35話>
※連載小説は毎日20時配信です。
<第34話より>
痛いことには痛かったけれど話に聞いてたほどじゃなかった。
死ぬほどだとか子どもを産むのと同じだとか、
そんなふうに言った経験済みの友だちは大げさな話をして、
わたしをビビらせたかっただけなのかもしれない。
「いやー、びっくりしたよ。長いことこの店に通ってるけど、
処女の子に当たったのは初めてだったから」
「すみません」
「いや、謝ることはないって」
個室の固くて小さなベッドの中、わたしと成田さんは並んで寝そべってた。
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