泡のように消えていく…第三章~Amane~<第34話>
【連載小説】泡のように消えていく…第三章~Amane~<第34話>
※連載小説は毎日20時配信です。
<第33話より>
こんな関係をいつまでもズルズル続けていたら、どちらのためにもならないに決まってる。
だからといってきっぱり突っぱねることもできず、飛鳥を受け入れることもできない。
何も考えずに飛鳥の胸に飛び込めたらどんなにいいか。
飛鳥が持ってきた紙くずがベッドのサイドテーブルの上に置きっぱなしになっていた。
それに灰皿の上で火をつける。
揺れる炎に舐められて黒く変色していく紙きれを見つめながら、煙草を続けて3本吸った。
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