フェイク・ラブ 第二章〜Nanako〜<第14話>
【連載小説】フェイク・ラブ 第二章〜Nanako〜<第14話>
※連載小説は毎日20時配信です。
『第13話~』
「本日担当させていただくレナです、よろしくお願いいたします」
「あ、はい、よろしくお願いします」
車の中で冨永さんに教えられた名前はヒラノさん。
「あ、あの、俺。どうしたらいいでしょうか」
つい口が笑いの形になる。
「一緒にシャワーを浴びましょう。服、脱いでください。あたしも脱ぐので」
「あ、はい……。いっ、いや、いいです、自分で脱ぎます」
ワイシャツのボタンを外そうとするとヒラノさんは、真っ赤になって背中を向けた。
ただただ緊張して固くなって、両手を所在なく体の横にぶら下げている。
でもそこはしっかり張り詰めて若々しく上を向いているのが愛らしい。
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