フェイク・ラブ 第二章〜Nanako〜<第15話>
【連載小説】フェイク・ラブ 第二章〜Nanako〜<第15話>
※連載小説は毎日20時配信です。
『第14話~』
「あ、あの。レナさんって、ナンバーワンなんですか」
しゃべると最初に必ず、あ、がつく。緊張に興奮も加わって、上ずった声。
「まぁ、一応」
「さ、さすがナンバーワンですね……。その、こんなにきれいな人、出てくるなんて思わなかったです」
「たしかにいつもは予約でいっぱいのこと多いから、新規フリーで会えるのはラッキーかもしれませんね。
それにしてもヒラノさん、ずいぶん元気いいですよ」
言いながら、グレープフルーツの果肉みたいな二つの珠を下から揉みあげると、
華奢な全身が、熱線を当てられたようにぴくんと震え、細い喉から熱いため息が漏れた。
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