泡のように消えていく…第二章〜Urara〜<第35話>
【連載小説】泡のように消えていく…第二章〜Urara〜<第35話>
※連載小説は毎日20時配信です。
<第34話より>
「こんなこと言ってもお節介だとしか思われないだろうけど。もし今うららちゃんが子どもを産んだら、
あなたのお母さんと同じになるわよ。子どもが子どもを産んだ母親」
「何よ、それ……!」
「だって、うららちゃんの彼氏はとても頼りにならなそうだし、
今のうららちゃんがまともに子どもを育てられるとは思えない。
そもそも、自分のことだってちゃんとできてないじゃない」
「考えるなんて、無理だよ。わたし、バカだもん」
まっすぐわたしを責める言葉に、思わず本音がぽろりとこぼれた。
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