泡のように消えていく…第二章〜Urara〜<第38話>
【連載小説】泡のように消えていく…第二章〜Urara〜<第38話>
※連載小説は毎日20時配信です。
<第37話より>
既に喉はからからで不穏に波打つ心臓が熱かったけど、
自分に無理やり言い訳しながらダイニングルームに入る。
テーブルの上にメモ用紙が置かれてた。
今しがた書かれたばかりのように、ボールペンが添えられて。
『今までありがとう。俺のことは忘れて下さい。カギは郵便受けの中に入れておきます。颯太』
ずっと幸せになりたかった。やっと幸せになれたと信じてた。それなのに。
「いーーやーーーーー!!!!!」
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