泡のように消えていく…第三章~Amane~<第5話>
【連載小説】泡のように消えていく…第三章~Amane~<第5話>
※連載小説は毎日20時配信です。
<第4話より>
「もっと早く手ぇ動かせよ。できんだろ」
「はい。あぁ、雨音さんきれい。めちゃくちゃきれい。雨音さんの足舐めたい」
「えー、どうしよっかなぁ」
「お願いします、なんでも言うこと聞きますから」
「ほんとに、なんでも?」
たっぷりじらした後足先を口もとに持っていくと、ぺろぺろ舐め回した。
客の口の中はあったかくてぬるぬるしている。
あーあ、あたし何やってんだろ。
精いっぱいの演技をしながら客に組み敷かれあんあん言ってるより、
こういう女王様まがいの接客のほうがしんどい。あくびが出そうだ。
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